ファーム-tksw【長野県・小布施町、果樹】

ご自身とファーム-tkswさんについて教えてください

学生の時は部活動は野球をしていて、飲食店のアルバイトなどもしていました。実家は代々果樹農家ですが、もともとあまり興味はありませんでした。23歳の時に、人生の目標を見失ってしまって、実家の仕事を手伝い始めました。

現在はスタッフ6名で、りんご、梨、桃、ぶどうと野菜を生産し、スーパーやインターネット通販などで販売をしています。少ない人数でも効率よく良い物を作りたい、働いているスタッフや取引先の方にも喜んでもらいたい、という気持ちで仕事をしています。また一年かけて大事に育てて見た目の良い美味しい商品ができたときや、お客さんから「おいしい!」という声を頂くことが嬉しく、やりがいにつながっています。

今後の目標はなにかありますか

作物はりんごが一番多いですが、これからも品種をどんどん増やしていきたいと考えています。そうして作ったものから、ジャムやジュース、グリーンスムージーの生産・販売もしていて、それ以外の加工品でも需要があれば挑戦していきたいですね。

また自分の知らない世界を見るのが好きで、つい先日もヨーロッパの農業や市場の見学をしてきました。農地はどこもキレイでしたね。荒れ放題のところがないというのもありますし、トラクターや作業で使うものが置きっぱなしになっていなくて、「良い産地」というのは、畑も働く場所もキレイなんだなと参考になりました。

ボラバイターの仕事について教えてください

果樹の摘雷・摘果・収穫作業、野菜の栽培・収穫作業など、時期に合わせて色々な作業をお願いしています。
昨年は40人以上のボラバイターが来てくれました。まずはうちを知ってもらいたい!という気持ちで、短期から受け入れているので、教える面では大変なこともあります。それでも人の出入りが多いと、一期一会の出会いがたくさんあって、古民家の宿泊も部活の合宿のように楽しそうにやってくれているのが嬉しいです。

【ボラバイターさんへのメッセージ動画です】

本記事は、3/25、26に東京新宿中央公園にて開催された「TOKYO outside Festival」のボラバイトマルシェ会場にて伺ったお話を元に作成しました。

取材日:2017/3/25
記事:AKKY
写真:大越 香絵