ファーム-tppa【北海道・蘭越町、野菜】

神奈川のご出身とお聞きしました。どうして北海道で農業のお仕事に就かれたのですか

生まれてから22年間は、神奈川県横浜市で育ちました。親はサラリーマンで、農家ではありません。大学は東京農業大学で、農業経済を専攻していました。もともと興味はありましたが、実際に農業をやろうと思ったのは卒業間近の4年生になって就職活動をする中でのことでした。

食べ物に関わる仕事ということで、最初は小売りの食品スーパーや流通の会社に企業訪問をしていましたが、自分の中ではピンときませんでした。向いてるかどうか分からないけど、やっぱり、食のおおもとになっている仕事を見ないとなにも分からないんじゃないかと思ったのがきっかけです。

実際に北海道でお仕事をしてみてどうでしたか

自分に合っているなと感じたことは、人混みがない、渋滞がない、満員電車がないことで余計なストレスがかからないことです。なので、たまに東京に来るとすごく疲れますね。仕事は大変だけど、そういったストレスがなくて緑が多いから、気持ち的にはそんなに大変ではありません。体を動かした方が、気持ちのいい疲れ方になるなと思います。

お仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか

作ったものを「美味しい!」とリピーターになってくれる人がいるのは嬉しいですね。野菜はスーパーに卸したり、お客様に直送したりしています。

特に蕎麦は、自分たちでエンドユーザーまで届けたいという思いで、14、5年前から栽培を始めて、5、6年前から自社で製粉をして、全国のお蕎麦屋さんに直送しています。取引が長く続いたり、別の野菜も頼まれたりすると嬉しいですね。

お蕎麦屋さんは、こだわりのある人、突き詰めて頑張っている人が多いので、そんな人の話を聞くと刺激を受けるし、作る人によって全然違うから面白いし勉強になります。
季節感を大事にしているお店が多いので、蕎麦と一緒に出すてんぷらの野菜がほしいと要望があれば、アスパラや山菜など旬の野菜を送ったりしています。

ボラバイターの仕事について教えてください

アスパラガス、じゃがいも、スイートコーン、大豆、小麦、蕎麦などを作っていて、ボラバイターさんには春はアスパラガス、秋はじゃがいもの収穫・選別作業をお願いしています。(蕎麦は機械収穫なので、残念ながらボラバイターさんは関わりません。)ボラバイターさん以外にも、アルバイトや正社員もいますが、みんな一緒に仕事をしています。

自分自身の経験から「やってみないと分からないことって多い」と思います。農業を知ってもらって、必要な産業であるということを感じてほしいし、食べ物がどういうふうに作られているのかということも知ってほしいです。その中から、農業に関わってくれる人が出てきたらいいなと思っています。

地域の良いところを教えてください

海・山・川が近くにあって、食べ物がどれも美味しいところです。朝、仕事前に釣りをしてから出社する社員もいますし、温泉も多いので入り比べている人もいますね。

やはり車がないと不便な場所ですが、ボラバイターさんは車を持っているスタッフと一緒に観光に行ったり、ファーム-tppaにいる間に一回はバーベキュー大会をしたりしているので楽しめると思います。

これからの目標・夢を教えてください

今まで、イベントに参加することはあまりなかったんですが、農業という仕事や、食べ物について知ってもらいたいのでPRに力を入れていきたいと考えています。農業は、ほぼすべての人に関わる産業であるはずなのに、作る人と食べる人の距離が物理的にも精神的にも離れているように感じます。ボラバイターさんに来てもらうことで、少しでもこの距離が縮まればいいなと思います。

仕事以外では、まとまった休みが取れたら家族と旅行に行きたいです!

 

本記事は、3/25、26に東京新宿中央公園にて開催された「TOKYO outside Festival」のボラバイトマルシェ会場にて伺ったお話を元に作成しました。

取材日:2017/3/26
記事:AKKY
写真:大越 香絵